編著者/淺間正通 企画/異文化間情報連携学会 ISBN978-4-902443-79-0 C0036 ¥1900E 定価: 本体1,900円+税 2024年11月20日 初版第1刷発行 ※書店、Amazon、honto、楽天ブックス等でお買い求めいただけます。
目 次
はしがき 第Ⅰ部 コロナ禍:教育・学習環境下での葛藤 Q1:オンライン試験時に平等性を担保して試験実施できるような方法はありますか? Q2:オンライン授業時に学生たちのグループワークを活性化する手法はありますか? Q3:日本語タイピングに慣れた留学生にも「書く」指導は必要ですか? Q4:直接的国際交流が自粛要請される状況下でのオンライン国際交流の工夫とは? Q5:ニューノーマルとして他校と差異化できるような学校広報の仕方とは?Q6:教育実習を経験することなしに教員免許は取得できるのですか? Q7:人と関わることに自信がなくなった自分を再び取り戻すにはどうすればよいですか? Q8:AIと本格的に向き合う時代に教養はどうやって身につけるべきですか? Q9:リアル修学旅行の代替としてのオンライン修学旅行に意味はあるのでしょうか? Q10:学生時代に海外留学は是が非でも経験しておくべきでしょうか? Q11:コロナ禍を経たグローバリゼーションは、何処へ向かおうとしているのでしょうか? 第Ⅱ部 コロナ禍:家庭・職場環境下での葛藤 Q12:子どもに不登校の兆しが出ている気がするのですが、どう対応したらよいのでしょうか? Q13:小学生の子どもにスマホを持たせたい事情がある反面、過度な依存が心配なのですが? Q14:夫婦共に在宅勤務の場合、家事・育児の負担が一方に偏らないようにするためには? Q15:コロナ禍で離婚率が上昇したと聞いたのですが、それは本当ですか? Q16:院内立ち入り禁止により、祖父を看取れなかった自らの悔いにどう向き合えばよいのでしょうか? Q17:マスクを外す生活に戻ってみると、今度は逆に他人に顔を晒すのが不安になってきたのですが? Q18:教育現場で重用されている反転授業は企業の社員研修にも応用可能でしょうか? Q19:オンラインセミナーを対面研修と同じ雰囲気にもっていく方法があれば教えてください。 Q20:クライアントを交えたオンラインミーティングで摩擦が生じてしまった原因がわかりません。 Q21: 人が密着状態で並んでいるときに、感染リスクを軽減する方法があれば教えてください。 Q22:社会不安が著しい状況下で、対面会議に固執する所属団体の考え方に合理性が見えないのですが? Q23:お酒が苦手なので、リアル飲み会がまた普通になってきた昨今とても不安なのですが? Q24:単にオンライン面接を重ねるだけで、企業は本当に適切な人材を発掘することができるのでしょうか? Q25:独創性ある育児教室を運営したいのですが、何かヒントをいただけないでしょうか? Q26:遠隔診療に一抹の不安を覚えるのですが、今後全面的に頼れる時代になるのでしょうか?
編著者/執筆者プロフィール ※本書において使用した写真はすべて肖像権の問題が発生しないよう、当人の了解を得ていることをここに申し添えておきます。
◆編著者プロフィール
【 Q1, Q2, Q9, Q10, Q19 回答 】
淺間 正通(あさま・まさみち)
(国立大学法人)静岡大学名誉教授。上越教育大学大学院修了。カリフォルニア州立大学チコ校国際研究センター客員研究員(1995-1996)。静岡市社会教育活性化推進委員(2004-2005)。日本学術振興会科学研究費委員会専門委員(第2段合議審査委員 2012)。監修に『情報リテラシーテキスト』(同友館)、編著書に座標軸3部作シリーズ『異文化理解の座標軸』『国際理解の座標軸』『人間理解の座標軸』(日本図書センター)、『デジタル時代のアナログ力』(学術出版会)、『デジタル時代のクオリティライフ』(遊行社)、『デジタル・AI時代の暮らし力』(南雲堂)他。著書に『海外こころの旅物語』(早稲田出版)『世界を歩く君たちへ』(遊行社)他。その他雑誌、新聞連載記事、講演、テレビ出演ほか多数。現在、早稲田大学講師・一般社団法人日本クレド顧問・日本実用英語学会評議員・異文化間情報連携学会会長。
◆執筆者プロフィール (五十音順)
【 Q9 回答 】
赤堀 憲吾(あかほり・けんご)
東洋大学大学院ライフデザイン学研究科健康スポーツ学専攻修了。静岡県内の県立高校2校を経たのち、現在、静岡県立掛川東高等学校教諭・学年主任兼務。2021年度より(静岡県)教育課程研究委員会委員として教科「情報」の授業実践を数回に亘ってリポート。
【 Q21 回答 】
荒尾 浩子(あらお・ひろこ)
名古屋大学国際開発研究科国際コミュニケーション専攻博士(後期)課程修了。博士(学術)。現在は、三重大学教育学部英語教育講座・教育学研究科教職実践高度化専攻教授。英語科教育法入門、異文化理解ゼミナール、教職実践演習、海外教育実地研究、英語科教材開発演習などの授業を担当する。
【 Q6 回答 】
池 浩司(いけ・こうじ)
徳島大学大学院工学研究科(電気電子工学専攻)博士前期課程修了。修士(工学)。臨床工学技士。民間企業で近距離無線通用LSIの開発などに従事し、現在は長崎総合科学大学工学部工学科医療工学コース専任講師。専門は医用工学・血液浄化療法装置学。臨床実習担当として学生の指導にあたる。
【 Q3 回答 】
小髙 愛(おだか・めぐむ)
横浜国立大学大学院教育学研究科(国語学専攻科)修了。教育学修士。専門は日本語教育。現在、千葉大学・共立女子大学などで非常勤講師として留学生への日本語教育に携わる。拓殖大学・大手前大学においては日本語教師養成講座を担当。共著書に『にほんご だいすき1 おしえかたガイド』(むぎ書房)等がある。
【 Q8 回答 】
鏡 裕行(かがみ・ひろゆき)
東京大学理学部天文学科卒業。京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻博士後期課程研究指導認定の上退学。博士(工学)。専門は理論物理学。現在、名古屋市立大学大学院看護学研究科教授。様々な現象を数理モデル化して解析する研究に従事。日本温泉科学会代議員、編集委員、将来・行事委員。講道館柔道五段。
【 Q22 回答 】
古西 美佐子(こにし・みさこ)
桜美林大学大学院大学アドミニストレーション研究科修士課程修了。出版社、総合商社、外資系航空会社、在日大使館勤務後、大学勤務の傍らで地域貢献活動を開始。埼玉県男女共同参画審議会委員・職業能力開発審議会委員等も歴任。
【 Q23, Q25 回答 】
酒井 太一 (さかい・たいち)
琉球大学医学部保健学科卒業。東北大学大学院医学系研究科博士課程修了。博士(医学)、保健師、鍼灸師。仙台市役所の勤務を経て、現在は順天堂大学保健看護学部教授。専門は公衆衛生看護学。
【 Q7, Q12 回答 】
佐川 眞太郎(さがわ・しんたろう)
早稲田大学人間科学部人間健康科学科卒業。大正大学大学院人間学研究科臨床心理学専攻修了。臨床心理士・公認心理師。公立教育相談機関教育相談員、公立中学校・高校スクールカウンセラー等を経て、現在、東洋大学赤羽台キャンパス学生相談室学生相談員。大正大学・千葉大学非常勤講師。専門は臨床心理学。
【 Q11, Q24 回答 】
笹 本 浩 (ささもと・ひろし)
上智大学文学部卒業。日系精密機器メーカーの海外営業部門勤務を経て、米外資系IT企業のマーケティング部門に勤務。海外駐在等を含め、全キャリアを通じてグローバル事業に携わる。2020年に退職後、翻訳・執筆に従事。最近の著作として(分担執筆)「デジタル時代にペンと紙は不要なのか?」(淺間正通編著『デジタル・AI時代の暮らし力』南雲堂、2020年)ほかがある。日本実用英語学会・異文化間情報連携学会会員。
【 Q18 回答 】
志村 昭暢(しむら・あきのぶ)
北海道教育大学大学院教育学研究科教科教育専攻英語教育専修修了。教育学修士。旭川実業高等学校教諭を経て、北海道教育大学札幌校教授、全国英語教育学会理事、北海道英語教育学会副会長。専門は英語教育学(授業分析,教師教育,教科書・教材分析,早期英語教育等)。
【 Q17 回答 】
長沼 淳(ながぬま・あつし)
山形大学人文学部文学科哲学専攻卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程単位取得退学。博士(文学)。学校法人河合塾講師を経て、現在は順天堂大学保健看護学部先任准教授。専門は哲学・倫理学。現在の研究テーマは看護学研究の倫理性確保について。学部人権委員として学生相談に関わる。
【 Q16 回答 】
永淵 弘真(ながぶち・ひろまさ)
立教大学文学部文芸思想専修。福嶋亮大教授指導のもと「吉本隆明の死生学」を卒業論文として執筆し、副総代として卒業。現在、立教大学社会デザイン研究科修士課程在籍。NPO法人ZESDA、一般社団法人STEAM Associationに会員として名を連ね、団体運営の補助、イベント設営などの活動に従事中。
【 Q2, Q26 回答 】
服部 しのぶ(はっとり・しのぶ)
豪州ボンド大学大学院応用言語学科修了(MA)。滋賀医科大学大学院医学系研究科 論文博士(医学)。藤田医科大学医療科学部准教授・藤田医科大学大学院保健学研究科(医療通訳専攻)准教授を経て、現在、鈴鹿医療科学大学薬学部准教授。外国人へ日本語を教える日本語教師の資格保有。医療通訳養成にも携わっている。
【 Q14 回答 】
林 順子(はやし・じゅんこ)
広島大学大学院教育学研究科教科教育学(英語)専攻修了。教育学修士。広島県及び愛知県の公立高等学校勤務を経て、現在、東洋大学・共立女子大学非常勤講師。最近の主業績として(分担執筆)「デジタル絵本とリアル絵本でつなぐ新たな教育手法」(淺間正通編著『デジタル・AI時代の暮らし力』南雲堂、2020年)、ほかがある。
【 Q5 回答 】
平井 雅康(ひらい・まさやす)
静岡県立大学国際関係学部国際関係学科卒業。上越教育大学大学院学校教育研究科学校教育専攻グローバル・ICT・学習研究コース修了。修士(教育学)。現在、静岡県立清流館高等学校教諭。家庭学習の定着をテーマに平成29年度(第32回) 公益財団法人はごろも教育研究奨励会・はごろも教育奨励賞個人賞を受賞。
【 Q20 回答 】
前野 博(まえの・ひろし)
神戸大学大学院教育学研究科修了、至学館大学健康科学部教授。異文化間情報連携学会副会長。専門は情報リテラシー教育。著書に『ビデオMacの作りかた』・『よく効く電子メールのトラブルシューティング』(毎日コミュニケーションズ)、共著に『デジタル・AI時代の暮らし力』(南雲堂)、編著に「文部科学省検定教科書 高等学校商業科用『情報処理』」(東京法令出版)、『アカデミックスキルが学べる 情報リテラシーテキスト』(同友館)ほかがある。
【 Q4 回答 】
松浦 淳子(まつうら・じゅんこ)
関西大学法学部卒業。島根大学医学部において教授秘書として勤務する傍ら留学生への日本語指導にも従事。2003年エビアン市(フランス)で開催されたG8 エビアン・サミット時にエビアン市観光局での通訳・翻訳業を経験。2019年に島根県にある私立高校でのフィンランドとの国際交流事業経験を機に教員に。現在、都内区立中学校教諭。
【 Q15 回答 】
山下 巖(やました・いわお)
英国バーミンガム大学大学院修了。専門は英語教育学。静岡県の県立高校教諭を経て、現在、順天堂大学保健看護学部特任教授。フィンランドの大学とVR空間を活用した看護英語COIL環境の構築に取り組む中、現地ネウヴォラやペサプーを視察するなど、フィンランドの医療や保健に関する各種諸制度の研究にも従事している。共編書として『デジタル時代のアナログ力』(学術出版会)、『グローバル時代のコアベクトル』(遊行社)などがある。
【 Q13 回答 】
渡邊 創一(わたなべ・そういち)
静岡大学情報学部情報社会学科卒業。静岡大学大学院情報学研究科修士課程修了。異文化間情報連携学会理事。在学中は淺間正通(現静岡大学名誉教授)研究室に所属し、現代情報社会論について研究。社団法人事務局、学習塾(個別指導部門)の学習アドバイザーを経て、現在は民間企業の生産管理部にてICT化促進事業に従事中。